令和5年度後期 2級管工事施工管理技術検定 第一次検定の問題と解説【全52問】
全問題を正答・解説付きで掲載しています。
この試験は選択解答制です(全52問中40問を解答)。No.1〜6は必須、No.7〜23から9問、No.24〜28は必須、No.29〜38から8問、No.39〜48から8問、No.49〜52は必須(基礎的能力問題・各問とも正解を2つ選ぶ)で解答します。
この試験回をクイズ形式で解く →No.1
一般基礎(機械工学等)湿り空気に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 1.飽和湿り空気の相対湿度は100 %である。
- 2.絶対湿度は、湿り空気中に含まれている乾き空気1 kgに対する水蒸気の質量で示す。
- 3.飽和湿り空気の乾球温度と湿球温度は等しい。
- 4.湿り空気を加熱すると、その絶対湿度は下がる。
正解:4
解説
考え方
湿り空気を加熱しても、空気中に含まれる水蒸気の量そのものは変わりません。絶対湿度は「乾き空気1kgあたりの水蒸気の質量」なので、加熱では変化せず一定のままです(下がるとした4が誤り)。加熱で変わるのは相対湿度で、飽和できる水蒸気量が増えるため相対湿度は下がります。飽和状態では乾球温度と湿球温度が等しく、相対湿度は100%になります。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:4
No.2
一般基礎(機械工学等)空気環境に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 1.室内の浮遊紛じんは、人体の呼吸器系に影響を及ぼす。
- 2.臭気は、空気汚染を示す指標の一つであり、臭気強度や臭気指数で表す。
- 3.居室の必要換気量は、一酸化炭素濃度の許容値に基づき算出する。
- 4.ホルムアルデヒドの室内濃度が高くなると、目や呼吸器系を刺激し健康に影響を及ぼす。
正解:3
解説
考え方
居室の必要換気量は、人が呼吸で出す二酸化炭素(CO2)濃度の許容値をもとに算出するのが原則です。一酸化炭素(CO)は燃焼器具などから出る有害ガスで、換気量算定の基準にはしないため3が誤りです。浮遊粉じんが呼吸器に影響することや、臭気を指標にすること、ホルムアルデヒドが健康に影響することはいずれも正しい記述です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:3
No.3
一般基礎(機械工学等)流体に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 1.全圧とは、静圧と位置圧の和をいう。
- 2.水の粘性係数は、空気の粘性係数より大きい。
- 3.ピトー管は、流速の測定に用いられる。
- 4.レイノルズ数が大きくなると、乱流になる。
正解:1
解説
考え方
全圧とは、静圧と動圧(速度による圧力)の和をいいます。位置圧(高さによる圧力)ではないため1が誤りです。水は空気よりねばりが強く粘性係数が大きいこと、ピトー管が流速測定に使われること、レイノルズ数が大きいと乱流になることはいずれも正しい記述です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:1
No.4
一般基礎(機械工学等)伝熱に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 1.熱伝導とは、物体の内部において、温度の高い方から低い方に熱が伝わる現象をいう。
- 2.固体壁とこれに接する流体間の熱伝達量は、固体表面と流体の温度差に反比例する。
- 3.熱伝導率は材料固有のものであり、熱の伝わりやすさの度合いを示すものである。
- 4.熱は、低温の物体から高温の物体へ自然に移ることはない。
正解:2
解説
考え方
固体壁と流体の間で伝わる熱量(熱伝達量)は、表面と流体の温度差に「比例」します。温度差が大きいほど熱はよく伝わるので、反比例とした2が誤りです。熱伝導が高温側から低温側へ伝わること、熱伝導率が材料固有の値であること、熱が自然には低温から高温へ移らないことはいずれも正しい記述です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:2
No.5
一般基礎(機械工学等)電気設備において「記号又は文字記号」と「名称」の組合せのうち、適当でないものはどれか。
- 1.F ── ヒューズ
- 2.FEP ── 波付硬質合成樹脂管
- 3.VT ── 計器用変圧器
- 4.SC ── 過負荷欠相継電器
正解:4
解説
考え方
SCは電力用コンデンサ(進相コンデンサ)を表す記号で、過負荷欠相継電器ではないため4が誤りです。過負荷欠相継電器はTHR等で表します。Fがヒューズ、FEPが波付硬質合成樹脂管、VTが計器用変圧器という組合せはいずれも正しいものです。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:4
No.6
一般基礎(機械工学等)コンクリート工事に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 1.水セメント比が大きくなると、コンクリートの圧縮強度も大きくなる。
- 2.コンクリートは、気温が高いと早く固まり、低いとゆっくり固まる。
- 3.梁の打継ぎは、せん断力の小さい梁中央付近に設ける。
- 4.コンクリートを打ち込む場合、原則として横流しをしてはいけない。
正解:1
解説
考え方
水セメント比が大きい(水が多い)ほどコンクリートは軟らかくなり、圧縮強度は「小さく」なります。大きくなるとした1が誤りです。強度を高めたいときは水セメント比を小さくします。気温で固まる速さが変わること、梁の打継ぎをせん断力の小さい中央付近に設けること、横流しをしないことはいずれも正しい記述です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:1
No.7
空調・衛生設備空気調和設備の計画に関する記述のうち、省エネルギーの観点から、適当でないものはどれか。
- 1.空調用外気の取入れには、全熱交換器を採用する。
- 2.高効率の機器を採用する。
- 3.熱源機器を複数台に分割する。
- 4.暖房時に外気導入量を多くする。
正解:4
解説
考え方
外気を取り入れるほど、その空気を冷やしたり温めたりするエネルギーが余分に必要になります。暖房時に外気導入量を多くすると熱負荷が増えて省エネに反するため4が誤りです。全熱交換器で排気の熱を回収すること、高効率機器の採用、熱源機器を複数台に分割して部分負荷に対応することはいずれも省エネに役立つ正しい記述です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:4
No.8
空調・衛生設備下図に示す暖房時の湿り空気線図のd点に対応する空気調和システム図上の位置として、適当なものはどれか。

- 1.①
- 2.②
- 3.③
- 4.④
正解:3
解説
考え方
暖房時の空気の流れは、還気と外気を混合し、加熱・加湿してから室内へ送るという順に状態が変化します。湿り空気線図上のd点は、加熱・加湿を経た吹出し直前の状態にあたり、システム図上では加湿器を通過した後の位置③に対応します。線図の各点とシステム図の各位置を、空気が処理される順に対応づけて読み取ることが要点です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:3
No.9
空調・衛生設備熱負荷に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 1.日射負荷には、顕熱と潜熱がある。
- 2.外気負荷には、顕熱と潜熱がある。
- 3.顕熱比(SHF)とは、全熱負荷のうち顕熱負荷が占める割合をいう。
- 4.冷房負荷及び暖房負荷には、それぞれ顕熱と潜熱がある。
正解:1
解説
考え方
日射(窓から差し込む太陽熱)は温度だけを上げる顕熱で、湿度に関わる潜熱はありません。顕熱と潜熱があるとした1が誤りです。一方、外気負荷は温度と湿度の両方を含むので顕熱と潜熱があります。顕熱比(SHF)の定義や、冷房・暖房負荷に顕熱と潜熱があることは正しい記述です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:1
No.10
空調・衛生設備空気清浄装置に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 1.静電式は、一般空調用に使用される。
- 2.ろ過式には、粗じん用からHEPA用まで多くの種類がある。
- 3.粒子捕集原理には、遮り、静電気等がある。
- 4.空気通過速度を速くすることで、圧力損失を小さくしている。
正解:4
解説
考え方
空気清浄装置は、空気の通過速度を「遅く」するほど粒子を捕まえやすくなります。通過速度を速くすれば処理はできますが圧力損失はむしろ大きくなるので、速くして圧力損失を小さくしているとした4が誤りです。静電式が一般空調用に使われること、ろ過式に粗じん用からHEPA用まであること、捕集原理に遮りや静電気があることはいずれも正しい記述です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:4
No.11
空調・衛生設備コールドドラフトの防止に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 1.自然対流形の放熱器では、放熱器の表面温度と室内温度の差を小さくする。
- 2.放熱器は、内壁側に設置する。
- 3.エアフローウィンドウで窓面の熱負荷を低減する。
- 4.外壁に面する建具の気密性を高め、隙間風を減らす。
正解:2
解説
考え方
コールドドラフトは、冷たい窓面で冷やされた空気が足元へ流れ落ちる現象です。これを防ぐには放熱器を冷たい窓側(外壁側)に置き、冷気を暖めて打ち消すのが有効です。内壁側に設置するとした2が誤りです。放熱器と室温の差を小さくすること、エアフローウィンドウの採用、建具の気密性を高めて隙間風を減らすことは、いずれも防止に役立つ正しい記述です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:2
No.12
空調・衛生設備空冷ヒートポンプパッケージ形空気調和機に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 1.冷房の場合、外気温度が高いほど運転効率は低下する。
- 2.マルチパッケージ形空気調和機には、系統内で熱回収される冷暖同時型がある。
- 3.屋内機と屋外機間の高低差には、制限がない。
- 4.暖房運転において外気温度が低いときには、屋外機コイルに霜が付着することがある。
正解:3
解説
考え方
屋内機と屋外機の間の高低差には、冷媒が正しく循環できる範囲という「制限」があります。制限がないとした3が誤りです。冷房時に外気温度が高いほど効率が下がること、冷暖同時型で熱回収できること、外気温が低いと屋外機コイルに霜が付くこと(除霜運転が必要)はいずれも正しい記述です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:3
No.13
空調・衛生設備換気の「対象となる室」と「換気の必要な主な要因」の組合せのうち、適当でないものはどれか。
- 1.電気室 ── 汚染物質
- 2.シャワー室 ── 湿気
- 3.ボイラー室 ── 燃焼空気供給
- 4.書庫 ── 臭気
正解:1
解説
考え方
電気室で換気が必要な主な要因は、変圧器などの機器が出す「発熱(排熱)」であって、汚染物質ではありません。よって1が誤りです。シャワー室が湿気、ボイラー室が燃焼用空気の供給、書庫が臭気(カビ・紙のにおい対策)という組合せはいずれも適当です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:1
No.14
空調・衛生設備換気に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 1.自然換気は、温度差による浮力等によって室内の空気を屋外へ排出する。
- 2.機械換気は、送風機等を利用して室内の空気を入れ替える。
- 3.必要換気量とは、室内を循環する空気量で、外気は含まれない。
- 4.局所換気とは、汚染物質が発生する場所を局部的に換気する方法である。
正解:3
解説
考え方
必要換気量とは、室内の空気を新鮮に保つために取り入れるべき「外気」の量のことです。室内を循環するだけの空気ではなく外気を含むので、外気は含まれないとした3が誤りです。自然換気が温度差の浮力を利用すること、機械換気が送風機を使うこと、局所換気が発生源を局部的に換気することはいずれも正しい記述です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:3
No.15
空調・衛生設備上水道に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 1.配水管への取付口の位置は、他の給水装置の取付口から15 cm以上離すものとする。
- 2.軟弱地盤や構造物との取り合い部等の不同沈下のおそれのある箇所には、可とう性のある伸縮継手を設ける。
- 3.給水装置とは、水道事業者の布設した配水管から分岐して設けられた給水管及びこれに直結する給水用具をいう。
- 4.市街地等の道路部分に布設する外径80 mm以上の配水管には、管理者名、布設年次等を明示するテープを取り付ける。
正解:1
解説
考え方
配水管への取付口は、他の給水装置の取付口から30cm以上離すと定められています。15cm以上とした1が誤りです。不同沈下のおそれのある箇所に可とう性のある伸縮継手を設けること、給水装置の定義、外径80mm以上の配水管に明示テープを取り付けることはいずれも正しい記述です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:1
No.16
空調・衛生設備下水道に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 1.下水とは、生活若しくは事業(耕作の事業を除く。)に起因し、若しくは付随する廃水又は雨水をいう。
- 2.分流式では、降雨時の路面排水が直接公共用水域に放流される。
- 3.公共下水道の設置、改築、修繕、維持その他の管理は、市町村が行う。
- 4.下水道本管への取付管の接続は、管底に接続する。
正解:4
解説
考え方
下水道本管への取付管の接続は、本管の中心線より上方の「上半分」に接続します。管底(一番下)に接続すると土砂が溜まりやすく逆流のおそれもあるため、管底に接続するとした4が誤りです。下水の定義、分流式で雨水が直接公共用水域に放流されること、公共下水道の管理を市町村が行うことはいずれも正しい記述です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:4
No.17
空調・衛生設備給水設備に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 1.受水タンクのオーバーフローの取り出しは、給水管の吐水口端の高さより上方からとする。
- 2.揚程が30 mを超える給水ポンプの吐出し側に取り付ける逆止め弁は、衝撃吸収式とする。
- 3.受水タンクへの給水には、ボールタップや定水位弁が用いられる。
- 4.クロスコネクションとは、飲料水系統とその他の系統が、配管・装置により直接接続されることをいう。
正解:1
解説
考え方
受水タンクのオーバーフロー(あふれ水)の取り出しは、給水管の吐水口端より「下方」からとします。上方からにすると水があふれる前に給水口が水没して逆流のおそれがあるため、上方からとした1が誤りです。揚程30m超の逆止め弁を衝撃吸収式にすること、ボールタップや定水位弁の使用、クロスコネクションの定義はいずれも正しい記述です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:1
No.18
空調・衛生設備給湯設備に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 1.瞬間式湯沸器の加熱能力は、瞬時最大流量に基づき算定する。
- 2.貯湯式給湯器には、開放型と密閉型がある。
- 3.密閉式膨張タンクは、機械室には設置できない。
- 4.集合住宅の住戸内配管は、さや管ヘッダー方式とする場合がある。
正解:3
解説
考え方
密閉式膨張タンクは配管が密閉されているため、機械室内にも設置できます。設置できないとした3が誤りです(設置場所を選ばないのが密閉式の利点です)。瞬間式湯沸器の能力を瞬時最大流量で算定すること、貯湯式に開放型と密閉型があること、住戸内配管をさや管ヘッダー方式にする場合があることはいずれも正しい記述です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:3
No.19
空調・衛生設備排水・通気設備に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 1.通気管の最小管径は、25 mmとする。
- 2.トラップの深さは、浅いと封水が切れやすく、深いと底部に固形物が溜まるため、50~100 mmとする。
- 3.飲料用タンクの間接排水管の排水口空間は、排水管の管径によらず、最小150 mmとする。
- 4.横走排水管に設ける掃除口の取付け間隔は、管径が100 mm以下の場合は15 m以内、100 mmを超える場合は30 m以内が望ましい。
正解:1
解説
考え方
通気管の最小管径は30mmとされています。25mmとした1が誤りです。トラップの深さを50〜100mmとすること、飲料用タンクの間接排水口空間を最小150mmとすること、掃除口の取付間隔(100mm以下で15m、超で30m以内)はいずれも正しい記述です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:1
No.20
空調・衛生設備排水・通気設備に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 1.排水槽の吸込みピットは、排水用水中モーターポンプ吸込部の周囲及び下部に200 mm以上の間隔を持たせる。
- 2.排水立て管の上部は、一般的に、伸頂通気管として延長し、大気に開放する。
- 3.排水管は、立て管又は横管のいずれの場合でも、排水の流下方向の管径は縮小しない。
- 4.ループ通気管は、最上流の器具排水管が排水横枝管に接続した点のすぐ上流から立ち上げる。
正解:4
解説
考え方
ループ通気管は、最上流の器具排水管が排水横枝管に接続した点の「すぐ下流」から立ち上げます。すぐ上流からとした4が誤りです。吸込みピット周囲・下部に200mm以上の間隔をとること、排水立て管上部を伸頂通気管として大気開放すること、流下方向に管径を縮小しないことはいずれも正しい記述です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:4
No.21
空調・衛生設備屋内消火栓設備において、加圧送水装置の方式として、適当でないものはどれか。
- 1.高架水槽による方式
- 2.水道直結による方式
- 3.圧力水槽による方式
- 4.ポンプによる方式
正解:2
解説
考え方
屋内消火栓の加圧送水装置は、ポンプ方式・高架水槽方式・圧力水槽方式の3方式が認められています。水道の圧力は変動があり、火災時に必要な放水圧力を確保できる保証がないため、水道直結方式は認められません。よって2が適当でないものです。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:2
No.22
空調・衛生設備ガス設備に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 1.液化石油ガス(LPG)は、調整器で燃焼に適した圧力に減圧する。
- 2.液化天然ガス(LNG)は、液化する際に硫黄分やその他の不純物が除去されている。
- 3.ガスの比重の大小は、ガス燃焼機器ノズルからのガス噴出量に影響しない。
- 4.液化石油ガス(LPG)は、本来、無色無臭のガスである。
正解:3
解説
考え方
ガスの比重(重さ)が変わると、ノズルから噴き出すガスの量は変化します。影響しないとした3が誤りです。LPGを調整器で減圧すること、LNGが液化時に硫黄分などを除去されていること、LPGが本来は無色無臭であること(付臭剤で臭いを付けている)はいずれも正しい記述です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:3
No.23
空調・衛生設備JISに規定する「建築物の用途別による屎尿浄化槽の処理対象人員算定基準」において、処理対象人員を算定する際、延べ面積によることが適当でないものはどれか。
- 1.事務所
- 2.集会場
- 3.公衆便所
- 4.共同住宅
正解:3
解説
考え方
公衆便所の処理対象人員は、延べ面積ではなく「総便器数」をもとに算定します。よって延べ面積によることが適当でないのは3です。事務所・集会場・共同住宅はいずれも延べ面積を用いて算定します。使い方によって利用人数が面積に比例しにくい施設は、便器数など別の基準で算定する点がポイントです。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:3
No.24
機器・材料・設計図書飲料用給水タンクに関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 1.FRP製パネルタンクには、FRPを表面材とし合成樹脂発泡体を心材としたサンドイッチ構造のものがある。
- 2.ステンレス鋼鈑製パネルタンクは、タンク上部の気相部に塩素が滞留しやすいため耐食性に優れたステンレスを使用する。
- 3.鋼製タンク内面は、防食処理として一定の膜厚を形成したエポキシ樹脂等の樹脂系塗料を施す。
- 4.給水タンクのオーバーフロー管には、衛生上有害なものが入らないように、トラップを設ける。
正解:4
解説
考え方
給水タンクのオーバーフロー管には、虫やほこりの侵入を防ぐため先端に防虫網を設けますが、トラップは設けません。トラップを設けると封水切れで空気が抜けず排水機能を果たさないため、トラップを設けるとした4が誤りです。FRP製やステンレス製パネルタンクの構造・耐食性、鋼製タンク内面のエポキシ樹脂塗装はいずれも正しい記述です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:4
No.25
機器・材料・設計図書保温材に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 1.JIS規格では、ホルムアルデヒド放散量に応じた等級区分が示されている。
- 2.グラスウール保温材は、ポリスチレンフォーム保温材に比べて、高温域で使用できる。
- 3.ロックウール保温材は、耐火性に優れ、配管等の防火区画の貫通部等に使用される。
- 4.ポリスチレンフォーム保温材は、人造鉱物繊維保温材である。
正解:4
解説
考え方
ポリスチレンフォーム保温材は発泡プラスチック系で、人造鉱物繊維(グラスウールやロックウール)ではありません。よって4が誤りです。JIS規格にホルムアルデヒド放散量の等級区分があること、グラスウールがポリスチレンフォームより高温域で使えること、ロックウールが耐火性に優れ防火区画貫通部に使われることはいずれも正しい記述です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:4
No.26
機器・材料・設計図書配管材料及び配管附属品に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 1.Y形ストレーナーは、円筒形のスクリーンを流路に対して45度傾けた構造で、横引きの配管では、上部にスクリーンを引き抜く。
- 2.銅管は、肉厚によりK、L及びMタイプに分類される。
- 3.弁を中間開度にして流量調整を行う場合には、玉形弁とバタフライ弁は適しているが、ボール弁と仕切弁は適していない。
- 4.水道用硬質ポリ塩化ビニル管の種類には、VPとHIVPがある。
正解:1
解説
考え方
Y形ストレーナーは円筒形のスクリーンを流路に対して斜めに設けた構造ですが、スクリーンは配管の「下部(Yの脚側)」から引き抜きます。上部から引き抜くとした1が誤りです。銅管がK・L・Mタイプに分類されること、玉形弁やバタフライ弁が流量調整に適すること、塩ビ管にVPとHIVPがあることはいずれも正しい記述です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:1
No.27
機器・材料・設計図書ダクトに関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 1.エルボの内側半径は、円形ダクトではダクトの直径の1/2以上とする。
- 2.ダクトの断面を拡大や縮小する場合、拡大角度及び縮小角度ともに45度以内とする。
- 3.案内羽根(ガイドベーン)は、直角エルボ等に設け、圧力損失を低減する。
- 4.共板フランジ用ガスケットは、弾力性のあるものを使用する。
正解:2
解説
考え方
ダクトの断面を変える場合、空気の流れを乱さないよう拡大角度は15度以内、縮小角度は30度以内が目安で、ともに45度以内では緩やかさが不足します。拡大・縮小ともに45度以内とした2が誤りです。円形エルボの内側半径を直径の1/2以上とすること、ガイドベーンで圧力損失を低減すること、共板フランジ用ガスケットに弾力性のあるものを使うことはいずれも正しい記述です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:2
No.28
機器・材料・設計図書「設備機器」と「設計図書に記載する項目」の組合せのうち、適当でないものはどれか。
- 1.全熱交換器 ── 全熱交換効率
- 2.揚水ポンプ ── 呼び番号
- 3.ユニット形空気調和機 ── 有効加湿量
- 4.冷却塔 ── 騒音値
正解:2
解説
考え方
呼び番号(No.)はファン(送風機)の大きさを表す項目で、揚水ポンプの設計図書に記載する項目ではありません。ポンプには水量や揚程などを記載します。よって「揚水ポンプ──呼び番号」とした2が誤りです。全熱交換器の全熱交換効率、空調機の有効加湿量、冷却塔の騒音値はいずれも適切な組合せです。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:2
No.29
設備施工公共工事の施工計画等に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 1.工事に使用する資機材は、石綿を含有しないものとする。
- 2.仮設計画は、設計図書に特別の定めがない場合、原則として受注者の責任において定める。
- 3.工事写真は、後日の目視検査が容易でない箇所のほか、設計図書で定められている箇所についても撮影しなければならない。
- 4.現場説明書と質問回答書の内容に相違がある場合は、現場説明書の内容が優先される。
正解:4
解説
考え方
現場説明書と質問回答書の内容に相違がある場合は、後から出される「質問回答書」の内容が優先されます。現場説明書が優先とした4が誤りです。石綿を含有しない資機材を使うこと、仮設計画を原則受注者の責任で定めること、隠れる箇所の工事写真を撮影することはいずれも正しい記述です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:4
No.30
設備施工下図に示すネットワーク工程表に関する記述のうち、適当でないものはどれか。 ただし、図中のイベント間のA~Hは作業内容、日数は作業日数を表す。

- 1.作業Hは、作業D及び作業Fが完了しないと開始できない。
- 2.クリティカルパスは1本で、その所要日数は15日である。
- 3.作業Dの作業日数を2日に短縮しても、全体の所要日数は変わらない。
- 4.作業Gは、作業Fよりも2日遅く着手することができる。
正解:2
解説
考え方
ネットワーク工程表では、最も余裕のない経路(クリティカルパス)の所要日数が全体工期になります。この図では最長経路の所要日数は15日ではないため、15日とした2が誤りです。作業の先行関係(HはDとFの完了後)、余裕のある作業を短縮しても工期が変わらないこと、フロート(余裕日数)による着手可能時期はいずれも正しく読み取れます。各経路の日数を合計して最長経路を見つけることが要点です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:2
No.31
設備施工品質管理に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 1.品質管理の目的は、設計図書等で要求された品質を満足するように施工することである。
- 2.品質管理を行うと品質は向上するが、手直しが増加し原価が上がる。
- 3.品質管理において、4つの段階PDCAを繰り返すことをデミングサークルという。
- 4.主要機器の試験や防火区画の貫通処理は、全数検査とする。
正解:2
解説
考え方
品質管理を適切に行えば手直しはむしろ減り、原価は下がります。手直しが増え原価が上がるとした2が誤りです。品質管理の目的が要求品質の確保であること、PDCAを繰り返すデミングサークル、主要機器の試験や防火区画貫通処理を全数検査とすることはいずれも正しい記述です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:2
No.32
設備施工建設工事における安全管理に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 1.労働者が、就業場所から他の就業場所へ移動する途中で被った災害は、通勤災害に該当しない。
- 2.地盤が軟弱な場所で移動式クレーンを用いる場合、転倒を防止するため必要な広さ及び強度を有する鉄板等を敷設した上に設置し作業を行う。
- 3.熱中症予防のための指標として、気温、湿度及び輻射熱に関する値を組み合わせて計算する暑さ指数(WBGT)がある。
- 4.ツールボックスミーティングとは、関係する作業者が作業開始前に集まり、作業、安全等について話合いを行うことである。
正解:1
解説
考え方
就業場所から他の就業場所への移動中の災害は、通勤災害に「該当する」と定められています。該当しないとした1が誤りです。軟弱地盤で移動式クレーンに鉄板等を敷くこと、暑さ指数(WBGT)が気温・湿度・輻射熱を組み合わせた指標であること、ツールボックスミーティングの意味はいずれも正しい記述です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:1
No.33
設備施工機器の据付けに関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 1.防振基礎には、地震時の移動、転倒防止のための耐震ストッパーを設ける。
- 2.建物内に設置する飲料用受水タンク上部と天井との距離は、600 mm以上とする。
- 3.機器を据え付けるコンクリート基礎は、水平に仕上げる。
- 4.洗面器をコンクリート壁に取り付ける場合は、一般的に、エキスパンションボルト又は樹脂製プラグを使用する。
正解:2
解説
考え方
飲料用受水タンク上部と天井との距離は、点検や清掃ができるよう1,000mm(100cm)以上とします。600mm以上とした2が誤りです(周囲と底部は600mm以上ですが上部は1,000mm以上)。耐震ストッパーの設置、コンクリート基礎を水平に仕上げること、洗面器にエキスパンションボルトや樹脂製プラグを使うことはいずれも正しい記述です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:2
No.34
設備施工配管及び配管附属品の施工に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 1.配管用炭素鋼鋼管を雑排水系統に使用する場合、配管用鋼製突合せ溶接式管継手で接続する。
- 2.給水用の塩ビライニング鋼管に用いる仕切弁には、管端防食ねじ込み形弁がある。
- 3.鋼管の突合せ溶接による接合は、開先加工等を行い、ルート間隔を保持して行う。
- 4.排水・通気用耐火二層管の接合には、接着接合、ゴム輪接合(伸縮継手用)がある。
正解:1
解説
考え方
配管用炭素鋼鋼管(黒ガス管)を雑排水系統に使う場合、突合せ溶接式管継手ではなく、ねじ込み式排水管継手(ドレネージ継手)で接続します。溶接式管継手で接続するとした1が誤りです。塩ビライニング鋼管の管端防食ねじ込み形弁、突合せ溶接での開先加工とルート間隔保持、耐火二層管の接着接合・ゴム輪接合はいずれも正しい記述です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:1
No.35
設備施工ダクト及びダクト附属品の施工に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 1.長辺が300 mm以下の防火ダンパーの支持は、2点吊りとする。
- 2.スパイラルダクトの差込み接合では、継手をビスで固定しダクト用テープで1重巻きを行う。
- 3.厨房の排気フードの吊りは、4隅のほか1,500 mm以下の間隔で行う。
- 4.浴室の排気ダクトは、排気ガラリに向けて下がり勾配とするか、水抜きを設ける。
正解:2
解説
考え方
スパイラルダクトの差込み接合では、継手をビスで固定した後、ダクト用テープを2重巻き(2重以上)で行います。1重巻きとした2が誤りです。長辺300mm以下の防火ダンパーを2点吊りにすること、厨房排気フードを4隅と1,500mm以下間隔で吊ること、浴室排気ダクトを下がり勾配とするか水抜きを設けることはいずれも正しい記述です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:2
No.36
設備施工保温及び塗装に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 1.保温の厚さは、保温材のみの厚さとし、補助材及び外装材の厚さは含まない。
- 2.塗装場所の相対湿度が85 %以上の場合、原則として塗装を行わない。
- 3.冷水配管を直接吊りバンドで支持する場合は、合成樹脂製支持受けを使用する。
- 4.給水ポンプ回りの防振継手は、原則として保温を行う。
正解:4
解説
考え方
給水ポンプ回りの防振継手は、振動を吸収するために伸縮する部分なので、保温材で固めてしまうと機能を損ないます。原則として保温を行わないため、保温を行うとした4が誤りです。保温厚さに補助材・外装材を含めないこと、相対湿度85%以上で塗装を避けること、冷水配管の吊りバンドに合成樹脂製支持受けを使うことはいずれも正しい記述です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:4
No.37
設備施工渦巻ポンプの試運転調整に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 1.ポンプを手で回して回転むらがないか確認する。
- 2.瞬時運転を行い、ポンプの回転方向を確認する。
- 3.メカニカルシール部からの水滴の滴下が一定量継続してあることを確認する。
- 4.軸受温度が周囲空気温度より過度に高くなっていないことを確認する。
正解:3
解説
考え方
メカニカルシールは水漏れを止めるための軸封装置なので、正常なら水滴の滴下はほとんどありません。水滴が一定量継続して滴下するのは異常で、確認事項として適当でないため3が誤りです(連続滴下があるのはグランドパッキンの方)。手回しで回転むらを確認すること、瞬時運転で回転方向を確認すること、軸受温度が過度に高くないことを確認することはいずれも正しい記述です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:3
No.38
設備施工風量調整等に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 1.吹出口や吸込口の風量測定を行う場合は、補助ダクトを用いて行う。
- 2.ダクト内の風量は、ダクト内の風速を測定して求める。
- 3.風量調整は、給排気口のシャッターや分岐部の風量調整ダンパーを全閉にした後に行う。
- 4.風量調整は、機器の試験成績表、ダクト図、風量計算書等を用いて行う。
正解:3
解説
考え方
風量調整は、まずダンパーを全開にした状態から始め、各系統のバランスを見ながら絞っていきます。全閉にした後に行うとした3が誤りです。全閉から始めると風の流れがつかめません。補助ダクトを用いた測定、風速から風量を求めること、試験成績表やダクト図を用いて調整することはいずれも正しい記述です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:3
No.39
法規建設工事の作業所における安全衛生管理に関する記述のうち、「労働安全衛生法」上、誤っているものはどれか。
- 1.事業者は、労働者の作業内容を変更したときは、当該労働者に対し、その従事する業務に関する安全又は衛生のための教育を行わなければならない。
- 2.事業者は、移動はしごを使用する場合、はしごの幅は30 cm以上のものでなければ使用してはならない。
- 3.事業者は、酸素欠乏危険作業に労働者を従事させる場合は、当該作業を行う場所の空気中の酸素の濃度を15 %以上に保つように換気しなければならない。
- 4.事業者は、可燃性ガス及び酸素を用いて行う金属の溶接、溶断又は加熱の業務に使用するガス等の容器の温度を40度以下に保たなければならない。
正解:3
解説
考え方
酸素欠乏危険作業では、作業場所の空気中の酸素濃度を18%以上に保つよう換気しなければなりません。15%以上とした3が誤りです。作業内容変更時の安全衛生教育、移動はしごの幅を30cm以上とすること、可燃性ガス等の容器を40度以下に保つことはいずれも労働安全衛生法上正しい記述です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:3
No.40
法規労働者に支払う賃金に関する記述のうち、「労働基準法」上、誤っているものはどれか。
- 1.出来高払制その他の請負制で使用する労働者については、使用者は、労働時間に応じ一定額の賃金の保障をしなければならない。
- 2.賃金とは、賃金、給料、手当等、労働の対償として使用者が労働者に支払うものをいい、賞与はこれに含まれない。
- 3.未成年者の親権者又は後見人は、未成年者の賃金を代わって受け取ってはならない。
- 4.使用者は、労働者が疾病の費用に充てるために請求する場合においては、支払期日前であっても、既往の労働に対する賃金を支払わなければならない。
正解:2
解説
考え方
労働基準法上、賃金には賞与(ボーナス)も含まれます。賞与は含まれないとした2が誤りです。出来高払制でも一定額の賃金保障が必要なこと、未成年者の親権者が賃金を代わって受け取ってはならないこと、疾病等の非常時に支払期日前でも既往の労働分の賃金を支払うことはいずれも正しい記述です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:2
No.41
法規建築物の用語に関する記述のうち、「建築基準法」上、誤っているものはどれか。
- 1.娯楽のために継続的に使用する室は、居室ではない。
- 2.事務所ビルの屋上に設ける避雷針は、建築設備である。
- 3.金属板とガラスは、いずれも不燃材料である。
- 4.主要構造部が耐火構造である建築物は、耐火建築物である。
正解:1
解説
考え方
建築基準法上、居室とは居住・執務・作業・集会・娯楽などのために継続的に使用する室をいい、娯楽のための室も居室に含まれます。居室ではないとした1が誤りです。避雷針が建築設備であること、金属板とガラスが不燃材料であること、主要構造部が耐火構造の建築物が耐火建築物であることはいずれも正しい記述です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:1
No.42
法規建築物に設ける配管設備に関する記述のうち、「建築基準法」上、誤っているものはどれか。
- 1.給水立て主管から各階への分岐管等主要な分岐管には、止水弁を設ける。
- 2.雨水排水立て管は、汚水排水管若しくは通気管と兼用してもよい。
- 3.飲料水の配管設備の水栓の開口部は、流し台のあふれ面との垂直距離を適当に保つ等有効な水の逆流防止のための措置を講じる。
- 4.排水のための配管設備の汚水に接する部分は、不浸透質の耐水材料で造る。
正解:2
解説
考え方
雨水排水立て管は、汚水排水管や通気管と兼用してはなりません。兼用してもよいとした2が誤りです。雨水と汚水を混ぜると逆流や悪臭の原因になります。主要な分岐管に止水弁を設けること、水栓開口部とあふれ面の距離を保つ逆流防止措置、汚水に接する部分を不浸透質の耐水材料で造ることはいずれも建築基準法上正しい記述です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:2
No.43
法規建設業者が請け負った管工事について、「建設業法」上、当該工事現場に置かなければならない主任技術者の要件に、該当しないものはどれか。
- 1.検定種目を管工事施工管理とする2級技術検定の第二次検定に合格した者
- 2.一級建築士免許の交付を受けた者
- 3.管工事に関し10年以上の実務経験を有する者
- 4.建築設備士となった後、管工事に関し1年以上の実務経験を有する者
正解:2
解説
考え方
一級建築士免許だけでは、管工事の主任技術者の要件には該当しません。よって2が該当しないものです。2級管工事施工管理の第二次検定合格者、管工事に関し10年以上の実務経験者、建築設備士となった後に管工事1年以上の実務経験者は、いずれも主任技術者の要件を満たします。建築の資格である一級建築士は管工事の技術者要件とは別である点がポイントです。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:2
No.44
法規建設業の許可を受けた建設業者が、発注者から直接請け負った建設工事の現場に掲げる標識の記載事項として、「建設業法」上、定められていないものはどれか。
- 1.一般建設業又は特定建設業の別
- 2.商号又は名称
- 3.現場代理人の氏名
- 4.代表者の氏名
正解:3
解説
考え方
建設業者が現場に掲げる標識の記載事項に、現場代理人の氏名は定められていません。よって3が該当しないものです。標識には、一般建設業または特定建設業の別、商号または名称、代表者の氏名、主任技術者(監理技術者)の氏名などを記載します。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:3
No.45
法規屋内消火栓設備に関する記述のうち、「消防法」上、誤っているものはどれか。
- 1.屋内消火栓箱の上部には、設置の標示のために赤色の灯火を設ける。
- 2.加圧送水装置の始動を明示する表示灯は、屋内消火栓箱の内部又はその直近の箇所に設ける。
- 3.1号消火栓の主配管のうち、立上り管は、管の呼びで50 mm以上のものとする。
- 4.1号消火栓以外の場合は、非常電源の附置は不要である。
正解:4
解説
考え方
屋内消火栓設備は1号消火栓かどうかに関わらず、非常電源の附置が必要です。1号消火栓以外は非常電源が不要とした4が誤りです。消火栓箱上部の赤色灯火、始動表示灯を消火栓箱の内部または直近に設けること、1号消火栓の立上り管を呼び50mm以上とすることはいずれも消防法上正しい記述です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:4
No.46
法規業務用冷凍空調機器(カーエアコンを除く。)に関する記述のうち、第一種特定製品の管理者がフロン類の管理の適正化のために取り組むべき事項として、「フロン類の使用の合理化及び管理の適正化に関する法律」上、定められていないものはどれか。
- 1.簡易点検の実施
- 2.点検及び整備に係る記録簿の保存
- 3.フロン類の再生の実施
- 4.フロン類の漏えいを確認した場合の漏えいに係る点検及び漏えい箇所の修理
正解:3
解説
考え方
フロン類の「再生」は、再生業者など専門の業者が行うもので、第一種特定製品の管理者が取り組むべき事項としては定められていません。よって3が定められていないものです。簡易点検の実施、点検・整備記録簿の保存、漏えい確認時の点検と修理は、いずれも管理者が取り組むべき事項として定められています。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:3
No.47
法規次の建築設備のうち、「建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律」上、エネルギー消費性能の対象として規定されていないものはどれか。
- 1.給湯設備
- 2.昇降機
- 3.空気調和設備その他の機械換気設備
- 4.ガス設備
正解:4
解説
考え方
建築物省エネ法でエネルギー消費性能の対象とされるのは、空調・換気・照明・給湯・昇降機などです。ガス設備は対象として規定されていないため4が該当します。給湯設備、昇降機、空気調和その他の機械換気設備はいずれも対象として規定されています。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:4
No.48
法規産業廃棄物の処理に関する記述のうち、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」上、誤っているものはどれか。
- 1.事業者は、産業廃棄物管理票を、産業廃棄物の種類にかかわらず、一括して交付することができる。
- 2.廃エアコンディショナー(国内における日常生活に伴って生じたものに限る。)に含まれるポリ塩化ビフェニルを使用する部品は、特別管理一般廃棄物である。
- 3.事業者は、その事業活動に伴い生じた産業廃棄物の運搬を委託する場合、運搬先が2以上である場合にあっては、運搬先ごとに産業廃棄物管理票を交付しなければならない。
- 4.建築物の改築に伴い生じた衛生陶器の破片は、産業廃棄物として処理する。
正解:1
解説
考え方
産業廃棄物管理票(マニフェスト)は、産業廃棄物の種類ごとに交付する必要があり、種類にかかわらず一括して交付することはできません。よって1が誤りです。廃エアコンのPCB使用部品が特別管理一般廃棄物であること、運搬先が2以上なら運搬先ごとに管理票を交付すること、衛生陶器の破片を産業廃棄物として処理することはいずれも正しい記述です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:1
No.49
施工管理法(基礎的能力)工程表に関する記述のうち、適当でないものはどれか。 適当でないものは二つあるので、二つとも答えなさい。
- 1.バーチャート工程表は、縦軸に作業名、横軸に達成度をとり、現在の進行状態を棒グラフで表したものである。
- 2.ガントチャート工程表は、縦軸に作業名、横軸に工期をとったもので、各作業の施工時期や所要日数が明確に表示される。
- 3.曲線式工程表は、上方許容限界曲線と下方許容限界曲線とで囲まれた形からバナナ曲線とも呼ばれている。
- 4.総合工程表には、諸官庁への申請の時期や工事に影響を与える主要な事項の日程についても記載する。
正解:1・2
この問題は正解を2つとも選ぶ必要があります。
解説
考え方
この問題は適当でないものが二つあります。1のバーチャート工程表は、横軸に「工期(日付)」をとるもので、横軸に達成度をとるとした説明が誤りです。2のガントチャート工程表は横軸に「達成度(進捗率)」をとるもので、横軸に工期をとり所要日数が明確になるとした説明が誤りです。両者の横軸の説明が入れ替わっている点が要点です。バナナ曲線の説明(3)と総合工程表の記載事項(4)は正しい記述です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:1・2
No.50
施工管理法(基礎的能力)機器の据付けに関する記述のうち、適当でないものはどれか。 適当でないものは二つあるので、二つとも答えなさい。
- 1.ポンプは、現場にて電動機との軸心に狂いのないことを確認する。
- 2.高さが2 mを超える高置タンクの昇降タラップには、転落防止防護柵を設ける。
- 3.冷却塔は、補給水口の高さが高置タンクの低水位と同じ高さとなるように据え付ける。
- 4.送風機は、あらかじめ心出し調整されて出荷されているので、現場での調整は不要である。
正解:3・4
この問題は正解を2つとも選ぶ必要があります。
解説
考え方
この問題は適当でないものが二つあります。3の冷却塔は、補給水口の高さを高置タンクの低水位より「低く」据え付ける必要があり(同じ高さでは補給水が流れない)、同じ高さとした説明が誤りです。4の送風機は、出荷後も現場でベルトの張りや心出しなどの調整が必要で、調整は不要とした説明が誤りです。ポンプの軸心確認(1)と高置タンクの転落防止防護柵(2)は正しい記述です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:3・4
No.51
施工管理法(基礎的能力)配管の施工に関する記述のうち、適当でないものはどれか。 適当でないものは二つあるので、二つとも答えなさい。
- 1.飲料用冷水器の排水管は、雑排水系統の排水管に直接連結する。
- 2.呼び径40以下の鋼管の場合、形鋼振れ止め支持は、原則として不要である。
- 3.汚水管(大便器)の最小管径は、50 mmとする。
- 4.冷媒用断熱材被覆銅管の接合には、フレア接合、差込接合等がある。
正解:1・3
この問題は正解を2つとも選ぶ必要があります。
解説
考え方
この問題は適当でないものが二つあります。1の飲料用冷水器の排水は、飲料水の汚染を防ぐため間接排水とし、雑排水管に直接連結してはなりません。直接連結するとした説明が誤りです。3の汚水管(大便器)の最小管径は75mmであり、50mmとした説明が誤りです。呼び径40以下で形鋼振れ止め支持が原則不要なこと(2)、冷媒用被覆銅管のフレア接合・差込接合(4)は正しい記述です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:1・3
No.52
施工管理法(基礎的能力)ダクト及びダクト附属品の施工に関する記述のうち、適当でないものはどれか。 適当でないものは二つあるので、二つとも答えなさい。
- 1.隠ぺい部に防火ダンパーを設置する場合には、450 mm×450 mm以上の点検口を設ける。
- 2.防火ダンパーの温度ヒューズの作動温度は、一般排気及び厨房排気ともに72℃とする。
- 3.ダクトのアスペクト比(長辺と短辺の比)は、原則として4以下とする。
- 4.長方形ダクトは、断面積が同じ場合、アスペクト比を変えても圧力損失は変わらない。
正解:2・4
この問題は正解を2つとも選ぶ必要があります。
解説
考え方
この問題は適当でないものが二つあります。2の防火ダンパーの温度ヒューズ作動温度は、一般排気が72℃ですが厨房排気は120℃とし、用途で使い分けます。ともに72℃とした説明が誤りです。4の長方形ダクトは、断面積が同じでもアスペクト比(長辺と短辺の比)が大きいほど摩擦面が増えて圧力損失は大きくなり、変わらないとした説明が誤りです。点検口の大きさ(1)とアスペクト比を原則4以下とすること(3)は正しい記述です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:2・4
掲載している試験問題は、一般財団法人 全国建設研修センターが実施・公表した過去問題を使用しています。図・写真は表示用に一部トリミング等の加工をしています。解説は当サイトが独自に作成したものです。