令和4年度前期 2級管工事施工管理技術検定 第一次検定の問題と解説【全52問】
全問題を正答・解説付きで掲載しています。
この試験は選択解答制です(全52問中40問を解答)。No.1〜6は必須、No.7〜23から9問、No.24〜28は必須、No.29〜38から8問、No.39〜48から8問、No.49〜52は必須(基礎的能力問題・各問とも正解を2つ選ぶ)で解答します。
この試験回をクイズ形式で解く →No.1
一般基礎(機械工学等)湿り空気に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 1.湿り空気の全圧が一定の場合、乾球温度と相対湿度が定まると、絶対湿度が定まる。
- 2.絶対湿度は、湿り空気中に含まれている乾き空気1kgに対する水蒸気の質量で表す。
- 3.飽和湿り空気の乾球温度と湿球温度は等しい。
- 4.飽和湿り空気を冷却すると、相対湿度は上昇する。
正解:4
解説
考え方
飽和湿り空気とは、相対湿度がすでに100%になっている空気のことです。これを冷却しても相対湿度は100%のままで、それ以上「上昇」することはありません(余分な水蒸気は結露して出ていきます)。よって4が誤りです。絶対湿度は乾き空気1kgあたりの水蒸気の質量で表し、飽和状態では乾球温度と湿球温度が等しくなるなど、1〜3はいずれも湿り空気の基本として正しい内容です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:4
No.2
一般基礎(機械工学等)水に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 1.濁度は水の濁りの程度を示し、色度は水の色の程度を示す度数である。
- 2.CODは、汚濁水を酸化剤で化学的に酸化するときに消費される酸素量をいう。
- 3.DOは、水に溶けない懸濁性の物質の量を示す指標である。
- 4.硬度は、水中に溶存するカルシウムイオン及びマグネシウムイオンの量を示す指標である。
正解:3
解説
考え方
DO(Dissolved Oxygen)は「溶存酸素量」、つまり水中に溶け込んでいる酸素の量を示す指標です。水に溶けない懸濁性物質の量を示すのはSS(浮遊物質)なので、3が誤りです。CODは酸化剤で化学的に酸化するときに消費される酸素量、硬度はカルシウムイオンとマグネシウムイオンの量を示す指標で、1・2・4は正しい記述です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:3
No.3
一般基礎(機械工学等)流体に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 1.水は、一般的にニュートン流体として扱われる。
- 2.1気圧のもとで水の密度は、4℃付近で最大となる。
- 3.液体の粘性係数は、温度が高くなるにつれて減少する。
- 4.大気圧の1気圧の大きさは、概ね深さ1mの水圧に相当する。
正解:4
解説
考え方
大気圧1気圧は約101.3kPaで、これは深さ約10mの水圧に相当します。「深さ1m」では1桁足りないため4が誤りです。水の密度が4℃付近で最大になること、液体の粘性係数が温度上昇とともに減少すること、水がニュートン流体として扱われることは、いずれも流体の基本知識として正しい内容です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:4
No.4
一般基礎(機械工学等)熱に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 1.単位質量の物体の温度を1℃上げるのに必要な熱量を比熱という。
- 2.熱エネルギーが低温部から高温部に移動することを熱移動という。
- 3.単一物質では、固体から液体への相変化における温度は変わらない。
- 4.熱と仕事は、ともにエネルギーの一種であり、これらは相互に変換することができる。
正解:2
解説
考え方
熱は自然には必ず「高温部から低温部へ」移動します。低温部から高温部へ自然に移動することはなく(移動させるにはヒートポンプのように外から仕事を加える必要があります)、2が誤りです。比熱の定義、融解中は温度が一定であること、熱と仕事が相互に変換できるエネルギーであることは、いずれも正しい記述です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:2
No.5
一般基礎(機械工学等)電気設備に関する「機器又は方式」と「特徴」の組合せのうち、適当でないものはどれか。
- 1.進相コンデンサ ―――――― 回路の力率を改善できる。
- 2.3Eリレー(保護継電器) ――― 回路の逆相(反相)を保護できる。
- 3.全電圧始動(直入始動) ――― 始動時のトルクを制御できる。
- 4.スターデルタ始動 ―――――― 始動時の電流を抑制できる。
正解:3
解説
考え方
全電圧始動(直入始動)は、電動機に最初から定格電圧をそのままかける最も単純な始動方式で、始動時のトルクや電流を制御する機能はありません。よって3が誤りです。始動電流を抑えたい場合に使うのがスターデルタ始動(始動電流を約3分の1に抑制)です。進相コンデンサによる力率改善、3Eリレーによる逆相保護も正しい組合せです。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:3
No.6
一般基礎(機械工学等)コンクリート打設後の初期養生に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 1.硬化中のコンクリートに振動を与えると、締め固め効果が高まる。
- 2.養生温度が低い場合は、高い場合よりもコンクリートの強度の発現が遅い。
- 3.コンクリートの露出面をシートで覆い、直射日光や風から保護する。
- 4.湿潤養生は、コンクリートの強度の発現をより促進させる。
正解:1
解説
考え方
締固めのための振動は「打設中」に行うもので、打設後の硬化中のコンクリートに振動を与えると、固まりかけた組織が乱れて強度低下やひび割れの原因になります。よって1が誤りです。低温では強度の発現が遅れること、露出面をシートで覆って直射日光や風から保護すること、湿潤養生が強度発現を促進することは、いずれも初期養生の基本として正しい内容です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:1
No.7
空調・衛生設備定風量単一ダクト方式に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 1.送風量を一定にして送風温度を変化させる。
- 2.各室ごとの温度制御が容易である。
- 3.一般的に、空調機は機械室にあるため、維持管理が容易である。
- 4.送風量が多いため、室内の清浄度を保ちやすい。
正解:2
解説
考え方
定風量単一ダクト方式は、1台の空調機から同じ温度の空気を各室へ一律に送る方式です。系統全体で同じ空気を送るため、各室ごとに温度を変える制御は苦手で、2が誤りです。部屋ごとの制御をしたい場合は変風量(VAV)方式や個別方式が向いています。空調機が機械室にあり維持管理が容易なこと、送風量が多く清浄度を保ちやすいことは、この方式の長所として正しい記述です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:2
No.8
空調・衛生設備居室の温湿度が下図に示す空気線図上にあるとき、窓ガラス表面に結露を生ずる可能性が最も低いものはどれか。ただし、窓ガラスの居室側表面温度は10℃とする。

- 1.居室の乾球温度が22℃、相対湿度が50%のとき。
- 2.居室の乾球温度が20℃、相対湿度が55%のとき。
- 3.居室の乾球温度が18℃、相対湿度が60%のとき。
- 4.居室の乾球温度が16℃、相対湿度が65%のとき。
正解:4
解説
考え方
結露するかどうかは、室内空気の露点温度がガラス表面温度(10℃)より高いか低いかで決まります。露点温度は空気中の水蒸気量(絶対湿度)で決まるため、乾球温度が低いほど、同じ相対湿度でも含まれる水蒸気量は少なくなります。選択肢の中では乾球温度16℃・相対湿度65%の空気が最も絶対湿度が小さく、露点温度が10℃を下回るため、結露の可能性が最も低くなります。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:4
No.9
空調・衛生設備熱負荷に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 1.顕熱比(SHF)とは、潜熱負荷に対する顕熱負荷の割合をいう。
- 2.暖房負荷計算では、一般的に、日射負荷は考慮しない。
- 3.外気負荷には、顕熱と潜熱がある。
- 4.日射負荷は、顕熱のみである。
正解:1
解説
考え方
顕熱比(SHF)は「全熱負荷(顕熱+潜熱)に対する顕熱負荷の割合」です。「潜熱負荷に対する割合」ではないため1が誤りです。暖房負荷計算では日射は室温を上げる安全側の要素なので一般に考慮しないこと、外気負荷には温度差による顕熱と湿度差による潜熱の両方があること、日射負荷が顕熱のみであることは、いずれも正しい記述です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:1
No.10
空調・衛生設備空気清浄装置に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 1.ロール状ろ材を自動的に巻き取る自動更新方式は、一般空調用に使用される。
- 2.HEPAフィルターは、クリーンルームなどで最終段フィルターとして使用される。
- 3.活性炭などを使用した化学吸着式は、粉じんの除去に使用される。
- 4.静電式は、一般空調用に使用される。
正解:3
解説
考え方
活性炭などを使った化学吸着式は、臭気や有害ガスなど「ガス状の汚染物質」を取り除くための装置です。粉じん(ほこり)の除去に使うのはろ過式や静電式のフィルターなので、3が誤りです。ロール状ろ材の自動更新方式や静電式が一般空調用であること、HEPAフィルターがクリーンルームの最終段フィルターに使われることは正しい記述です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:3
No.11
空調・衛生設備コールドドラフトの防止に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 1.屋外より侵入する隙間風を減らすため、外壁に面する建具の気密性を高める。
- 2.外壁面からの熱損失を減らすため、外壁面の熱通過率を小さくする。
- 3.窓面からの熱損失を減らすため、二重ガラスを使用する。
- 4.自然対流形の放熱器は、できるだけ内壁側に設置する。
正解:4
解説
考え方
コールドドラフトは、冬に窓や外壁で冷やされた空気が下降して足元に流れ込む現象です。これを防ぐには、自然対流形の放熱器を窓の下など「外壁側」に置いて、下降する冷気を暖気で打ち消すのが基本です。内壁側に設置すると冷気流を止められないため、4が誤りです。建具の気密性向上、外壁の熱通過率の低減、二重ガラスの採用はいずれも有効な防止策です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:4
No.12
空調・衛生設備吸収冷凍機に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 1.吸収冷凍機は、遠心冷凍機に比べて冷却塔の容量が大きくなる。
- 2.吸収冷凍機の容量制御は、蒸発器にて行う。
- 3.吸収冷凍機より遠心冷凍機の方が、低い温度の冷水を取り出すことができる。
- 4.吸収冷凍機の冷媒は水である。
正解:2
解説
考え方
吸収冷凍機の容量制御は、再生器に加える加熱量や溶液の循環量を調節して行います。蒸発器で行うのではないため2が誤りです。吸収冷凍機は凝縮熱に加えて吸収熱も冷却水で排出するため冷却塔が遠心冷凍機より大きくなること、冷媒が水であるため遠心冷凍機ほど低い冷水温度は取り出せないことは、いずれも正しい記述です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:2
No.13
空調・衛生設備換気に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 1.吸収冷温水機室の換気には、第3種機械換気を採用する。
- 2.エアカーテンは、出入口に特別な気流を生じさせて、外気と室内空気の混合を抑制する。
- 3.臭気、燃焼ガスなどの汚染源の異なる換気は、同一系統にしない。
- 4.密閉式の燃焼器具を設けた室には、当該器具の燃焼空気のための換気設備を設けなくてもよい。
正解:1
解説
考え方
吸収冷温水機は燃料を燃やす機器なので、その機械室には燃焼用の空気を確実に取り入れる必要があります。排気だけを機械で行う第3種機械換気では室内が負圧になり燃焼空気の供給に不向きなため、給気も機械で行う第1種機械換気を採用するのが原則です。よって1が誤りです。密閉式燃焼器具は給排気を直接屋外と行うため室内の換気設備が不要という4は正しい記述です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:1
No.14
空調・衛生設備図に示すような室を換気扇で換気する場合、給気口の寸法として、適当なものはどれか。ただし、換気扇の風量は720m³/h、給気口の有効開口面風速は2m/s、給気口の有効開口率は30%とする。

- 1.600mm×400mm
- 2.700mm×400mm
- 3.700mm×500mm
- 4.800mm×600mm
正解:3
解説
考え方
風量720m³/hを秒に直すと720÷3600=0.2m³/sです。有効開口面風速2m/sで割ると、必要な有効開口面積は0.2÷2=0.1m²。有効開口率が30%なので、給気口自体の面積は0.1÷0.3≒0.34m²必要です。700mm×500mm=0.35m²がこれを満たす最小の寸法で、700mm×400mm=0.28m²では不足します。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:3
No.15
空調・衛生設備上水道に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 1.配水管から分水栓又はサドル付分水栓により給水管を取り出す場合、他の給水管の取り出し位置との間隔を15cm以上とする。
- 2.簡易専用水道とは、水道事業の用に供する水道から供給を受ける水のみを水源とし、水の供給を受けるために設けられる水槽の有効容量の合計が10m³を超えるものをいう。
- 3.浄水施設における緩速ろ過方式は、一般的に、原水水質が良好で濁度も低く安定している場合に採用される。
- 4.給水装置とは、水道事業者の敷設した配水管から分岐して設けられた給水管及びこれに直結する給水用具をいう。
正解:1
解説
考え方
配水管から給水管を取り出す際、他の取り出し位置との間隔は「30cm以上」と定められています。近すぎると配水管の強度低下や漏水の原因になるためで、15cmとする1が誤りです。簡易専用水道の定義(受水槽の有効容量合計10m³超)、緩速ろ過方式が良好な原水に採用されること、給水装置の定義は、いずれも正しい記述です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:1
No.16
空調・衛生設備下水道に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 1.建物からの排水が排除基準に適合していない場合には、除害施設等を設けなければならない。
- 2.生活に起因する廃水(汚水)や雨水は、下水である。
- 3.排水管の土被りは、建物の敷地内では、原則として20cm以上とする。
- 4.排水設備の雨水ますの底には、深さ10cm以上の泥だまりを設ける。
正解:4
解説
考え方
排水設備の雨水ますの底に設ける泥だまり(泥だめ)は「15cm以上」が正しく、10cm以上とする4が誤りです。泥だまりは土砂が排水管へ流れ込むのを防ぐためのものです。排除基準に適合しない排水への除害施設の設置、汚水や雨水が下水に含まれること、敷地内の排水管の土被り原則20cm以上は、いずれも正しい記述です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:4
No.17
空調・衛生設備給水設備に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 1.水道直結方式は、高置タンク方式に比べ、水質汚染の可能性が低い。
- 2.省エネルギー性を向上させる項目には、節水式衛生器具の採用、水道直結方式の採用(低層建物の場合)等がある。
- 3.「建築物における衛生的環境の確保に関する法律」に基づく特定建築物において、雑用水用水槽は法令上の点検は義務付けられていない。
- 4.給水管への逆サイホン作用による汚染の防止には、吐水口空間の確保が基本となる。
正解:3
解説
考え方
建築物衛生法(ビル管理法)に基づく特定建築物では、飲料用の水槽だけでなく雑用水(トイレ洗浄水など)の水槽や水質についても点検・検査が義務付けられています。「義務付けられていない」とする3が誤りです。水道直結方式はタンクを経由しないため水質汚染の可能性が低いこと、逆サイホン作用の防止は吐水口空間の確保が基本であることは正しい記述です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:3
No.18
空調・衛生設備給湯設備に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 1.給湯配管には、水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管を使用する。
- 2.ヒートポンプ給湯機は、大気中の熱エネルギーを給湯の加熱に利用するものである。
- 3.給湯配管をコンクリート内に敷設する場合は、保温材などをクッション材として機能させて、熱膨張の伸縮によって配管が破断しないように措置を行う。
- 4.ガス瞬間湯沸器の先止め式とは、機器の出口側(給湯先)の湯栓の開閉でバーナーを着火・消火できる方式をいう。
正解:1
解説
考え方
水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管は、内面の塩ビが熱に弱いため「給水(冷水)用」の管です。高温の湯が流れる給湯配管には使えず、耐熱性硬質塩化ビニルライニング鋼管や銅管、ステンレス鋼管などを使うのが正しいため、1が誤りです。ヒートポンプ給湯機の原理、コンクリート内配管の伸縮対策、先止め式瞬間湯沸器の説明は、いずれも正しい記述です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:1
No.19
空調・衛生設備排水・通気設備に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 1.排水トラップのディップとは、水底面頂部のことである。
- 2.自己サイホン作用とは、トラップ内や器具排水管内を排水が満流状態で流れるためサイホン作用が生じ、封水が誘引されて損失する現象をいう。
- 3.伸頂通気管は、排水立管の上部を通気管として延長し大気中に開口する。
- 4.排水管の管径は、器具排水トラップの口径より小さくしてよい。
正解:4
解説
考え方
排水管の管径は、接続する器具排水トラップの口径「以上」とし、流れの途中で管径を小さくしてはいけません。細くすると詰まりの原因になるため、4が誤りです。ディップ(トラップ水底面頂部)や自己サイホン作用の定義、伸頂通気管が排水立管の上部を延長して大気に開口するものであることは、いずれも正しい記述です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:4
No.20
空調・衛生設備排水設備に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 1.器具排水負荷単位法において、排水横主管は同じ管径であれば勾配に関係なく許容される排水負荷単位数は同じである。
- 2.排水管径40mmの排水勾配は1/50とする。
- 3.地中埋設排水管の管径は、50mm以上が望ましい。
- 4.ボトルトラップはSトラップと比べて封水損失は少ない。
正解:1
解説
考え方
器具排水負荷単位法では、排水横主管の許容排水負荷単位数は管径だけでなく「勾配」によっても変わります。勾配が緩いほど流せる量は少なくなるため、勾配に関係なく同じとする1が誤りです。管径40mmの勾配1/50、地中埋設管は50mm以上が望ましいこと、ボトルトラップがSトラップより封水損失が少ないことは、いずれも正しい記述です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:1
No.21
空調・衛生設備屋内消火栓設備に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 1.1号消火栓は、防火対象物の階ごとに、その階の各部からの水平距離が25m以下となるように設置する。
- 2.屋内消火栓箱には、床面からの高さが1.2mの位置に、ポンプによる加圧送水装置の停止用押しボタンを設置する。
- 3.2号消火栓(広範囲型を除く。)は、防火対象物の階ごとに、その階の各部からの水平距離が15m以下となるように設置する。
- 4.屋内消火栓の開閉弁は、自動式のものでない場合、床面からの高さが1.5m以下の位置に設置する。
正解:2
解説
考え方
屋内消火栓箱に設けるのはポンプの「起動用」押しボタンであり、停止用押しボタンは設けません。消火中に誤ってポンプを止めてしまうと危険なため、停止は制御盤で行う決まりです。よって2が誤りです。1号消火栓の水平距離25m以下、2号消火栓の15m以下、開閉弁の高さ1.5m以下は、いずれも正しい設置基準です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:2
No.22
空調・衛生設備ガス設備に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 1.液化石油ガス(LPG)のバルク供給方式は、工場や集合住宅等に用いられる。
- 2.都市ガスの低圧供給方式は、一般的に、0.1MPa以上の圧力で供給される。
- 3.液化石油ガス(LPG)の一般家庭用のガス容器には、一般的に、10kg、20kg、50kgのものがある。
- 4.「ガス事業法」による特定ガス用品の基準に適合している器具には、PSマークが表示される。
正解:2
解説
考え方
都市ガスの低圧供給方式は「0.1MPa未満」の圧力で供給されます。一般家庭向けはこの低圧供給が基本で、0.1MPa以上とする2が誤りです(0.1MPa以上1MPa未満は中圧供給)。LPGのバルク供給方式、家庭用ガス容器の10kg・20kg・50kgのサイズ、特定ガス用品のPSマーク表示は、いずれも正しい記述です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:2
No.23
空調・衛生設備浄化槽に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 1.厨房排水等、油脂類濃度が高い排水が流入する場合には、前処理として油脂分離槽又は油脂分離装置を設ける必要がある。
- 2.処理工程の一次処理とは、主として沈降性の浮遊物を除去することである。
- 3.小規模合併浄化槽では、窒素やりん等はほとんど除去することができる。
- 4.生物処理法のひとつである嫌気性処理法では、有機物がメタンガスや二酸化炭素等に変化する。
正解:3
解説
考え方
小規模合併浄化槽はBOD(有機物)の除去を主な目的とした処理方式で、窒素やりんは「ほとんど除去できない」のが実情です。「ほとんど除去することができる」とする3が誤りです。油脂類の多い厨房排水への油脂分離槽の設置、一次処理が沈降性浮遊物の除去であること、嫌気性処理で有機物がメタンガスや二酸化炭素に変わることは、いずれも正しい記述です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:3
No.24
機器・材料・設計図書設備機器に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 1.ボイラーの容量は、最大連続負荷における毎時出力によって表され、温水ボイラーは熱出力〔W〕で表す。
- 2.インバータ制御方式のパッケージ形空気調和機は、インバータを用いて電源の周波数を変化させて電動機の回転数を変化させることにより、冷暖房能力を制御する。
- 3.大便器、小便器、洗面器等の衛生器具には、陶器以外にも、ほうろう、ステンレス、プラスチック等の器具がある。
- 4.汚水用水中モーターポンプは、浄化槽への流入水等、固形物も含んだ水を排出するためのポンプである。
正解:4
解説
考え方
水中モーターポンプは扱う水の汚れ具合で「汚水用・雑排水用・汚物用」に分かれます。汚水用は固形物をほとんど含まないきれいめの排水用で、浄化槽への流入水のように固形物を含む水には汚物用(または雑排水用)を使います。よって4が誤りです。ボイラー容量の表し方、インバータ制御の仕組み、衛生器具の材質の多様さは正しい記述です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:4
No.25
機器・材料・設計図書飲料用給水タンクに関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 1.鋼板製タンク内の防錆処理は、エポキシ樹脂等の樹脂系塗料によるコーティングを施す。
- 2.FRP製タンクは、軽量で施工性に富み、日光を遮断し紫外線にも強い等優れた特性を持つ。
- 3.ステンレス鋼板製タンクを使用する場合、タンク内上部の気相部は塩素が滞留しやすいので耐食性に優れたステンレスを使用する。
- 4.通気口は、衛生上有害なものが入らない構造とし、防虫網を設ける。
正解:2
解説
考え方
FRP製タンクは軽量で施工性に優れる一方、光を透過しやすいため内部で藻類が繁殖しやすく、紫外線による劣化も受けやすいという弱点があります。「日光を遮断し紫外線にも強い」とする2が誤りです。鋼板製タンクの樹脂コーティングによる防錆、ステンレスタンク気相部の塩素対策、通気口の防虫網は、いずれも正しい記述です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:2
No.26
機器・材料・設計図書配管附属品に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 1.Y形ストレーナーは、円筒形のスクリーンを流路に対して45度傾けた構造で、横引きの配管では、上部にスクリーンを引き抜く。
- 2.U形ストレーナーは、上部のカバーを外し上方にスクリーンを引き抜く。
- 3.ストレート形ストレーナーは、流体がストレートに流れる構造でY形及びU形のストレーナーに比べ圧力損失が小さい。
- 4.複式バケット形のオイルストレーナーは、ストレーナーの点検が容易な構造である。
正解:1
解説
考え方
Y形ストレーナーは、横引き配管ではスクリーン部分を斜め下向きにして取り付け、「下方」に引き抜いて掃除します。上部に引き抜くとゴミが配管内に戻ってしまうため、1が誤りです。上方にスクリーンを引き抜くのはU形ストレーナーの特徴です。ストレート形の圧力損失が小さいこと、複式バケット形オイルストレーナーの点検が容易なことは正しい記述です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:1
No.27
機器・材料・設計図書ダクト及びダクト附属品に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 1.スパイラルダクトの接続には、差込み継手又はフランジ継手を用いる。
- 2.エルボの内側半径は、円形ダクトではダクトの直径の1/2以上とする。
- 3.ダクトの断面を変形させる場合、上流側の拡大角度及び下流側の縮小角度は45度以内とする。
- 4.長方形ダクトの板厚は、長辺と短辺とも同じである。
正解:3
解説
考え方
ダクトの断面を変える場合、空気の流れを乱さないように、上流側の拡大角度は15度以内、下流側の縮小角度は30度以内とするのが基準です。「45度以内」とする3が誤りです。スパイラルダクトの差込み継手・フランジ継手、円形ダクトのエルボ内側半径が直径の2分の1以上、長方形ダクトの板厚が長辺基準で長辺・短辺とも同じであることは正しい記述です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:3
No.28
機器・材料・設計図書次の書類のうち「公共工事標準請負契約約款」上、設計図書に含まれないものはどれか。
- 1.現場説明に対する質問回答書
- 2.実施工程表
- 3.仕様書
- 4.設計図面
正解:2
解説
考え方
公共工事標準請負契約約款で設計図書とされるのは「設計図面・仕様書・現場説明書・現場説明に対する質問回答書」です。これらは発注者が示す契約の条件書類です。一方、実施工程表は受注者(施工者)が工事の進め方を計画するために作成する書類であり、設計図書には含まれません。よって2が正解です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:2
No.29
設備施工公共工事における施工計画等に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 1.施工期間中の各工事において養生が必要となる場合は、あらかじめ施工計画書に明記する。
- 2.工事現場の施工体制において、主任技術者は現場代理人を兼任することはできない。
- 3.現場説明書と設計図面の内容に相違がある場合は、現場説明書の内容を優先する。
- 4.施工図は、作成範囲、作成順序、作成予定日等をあらかじめ定め、逐次完成させる。
正解:2
解説
考え方
現場代理人と主任技術者は「兼任できる」と定められています(公共工事標準請負契約約款)。兼任できないとする2が誤りです。養生の施工計画書への明記、現場説明書と設計図面に食い違いがある場合に現場説明書を優先すること(設計図書間の優先順位)、施工図を計画的に逐次完成させることは、いずれも正しい記述です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:2
No.30
設備施工下図に示すネットワーク工程表において、クリティカルパスの所要日数として、適当なものはどれか。ただし、図中のイベント間のA~Hは作業内容、日数は作業日数を表す。

- 1.12日
- 2.13日
- 3.14日
- 4.15日
正解:4
解説
考え方
クリティカルパスとは、開始から完了までの経路のうち所要日数が最も長い経路のことで、この日数が工事全体の最短完了日数になります。図の各経路について作業日数を足し合わせ、最も合計が大きい経路を探すと15日となります。経路の一部だけを見て短い合計を選ばないこと、ダミー(点線矢印)がある場合はその前後関係も忘れずにたどることがポイントです。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:4
No.31
設備施工品質を確認するための検査に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 1.防火区画の穴埋めは、全数検査で確認する。
- 2.給水配管の水圧試験は、全数検査で確認する。
- 3.ボイラーの安全弁の作動は、全数検査で確認する。
- 4.防火ダンパーの温度ヒューズの作動は、全数検査で確認する。
正解:4
解説
考え方
防火ダンパーの温度ヒューズは、作動させると溶けて壊れてしまう部品なので、全数を試験すると製品が全て使えなくなります。このような破壊検査になるものは「抜取検査」で確認します。よって4が誤りです。防火区画の穴埋め、給水配管の水圧試験、ボイラー安全弁の作動は、壊さずに確認でき安全上重要なため全数検査が適切です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:4
No.32
設備施工建設工事における安全管理に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 1.重大災害とは、一時に3人以上の労働者が、業務上死傷または罹病した災害事故をいう。
- 2.指差呼称は、指で差し示し、目で確認して、大きな声で呼称する安全確認の手法である。
- 3.荷を吊り上げるワイヤーロープは、安全係数3を確保し、吊り角度を考慮して長さを選定する。
- 4.一つの荷物で重量が100kg以上のものを貨物自動車に積む作業を行うときは、当該作業を指揮する者を定める。
正解:3
解説
考え方
荷を吊り上げる(玉掛け用)ワイヤーロープの安全係数は「6以上」と定められています。安全係数3とする3が誤りです。安全係数とは、ロープが切れる強さが実際にかかる荷重の何倍あるかを示す値です。重大災害の定義(一時に3人以上)、指差呼称、100kg以上の荷を貨物自動車に積むときの作業指揮者の選任は、いずれも正しい記述です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:3
No.33
設備施工機器の据付けに関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 1.吸収冷温水機は、運転時の振動が大きいため、一般的に、防振基礎に据え付ける。
- 2.アンカーボルトは、機器の据付け後、ボルトの頂部のねじ山がナットから3山程度出る長さとする。
- 3.パッケージ形空気調和機は、コンクリート基礎上に防振ゴムパッドを敷いて水平に据え付ける。
- 4.アンカーボルトを選定する場合、常時荷重に対する許容引抜き荷重は、長期許容引抜き荷重とする。
正解:1
解説
考え方
吸収冷温水機は圧縮機のような大きな回転部分がなく、運転時の振動が小さい機器です。そのため防振基礎は不要で、一般の基礎に据え付ければよく、1が誤りです。アンカーボルトのねじ山をナットから3山程度出すこと、パッケージ形空調機の防振ゴムパッド、常時荷重に対して長期許容引抜き荷重を用いることは、いずれも正しい記述です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:1
No.34
設備施工配管の施工に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 1.冷媒配管の銅管の接合には、差込接合(ろう付け)、フランジ接合、フレア接合がある。
- 2.水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管のねじ接合においては、配管切断後、ライニング部の面取りを行う。
- 3.排水立て管は、下層階に行くに従い、途中で合流する排水量に応じて管径を大きくする。
- 4.給水管の埋設深さは、私道内の車両通路(重車両通路部は除く。)では600mm以上とする。
正解:3
解説
考え方
排水立て管の管径は、最下部の最も排水量が多い部分を基準に決め、最上部から最下部まで「同じ管径」とします。途中の階で管径を変えると流れが乱れて詰まりや通気不良の原因になるため、下層階ほど大きくするという3が誤りです。銅管の接合方法、ライニング鋼管の面取り、私道内車両通路での埋設深さ600mm以上は正しい記述です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:3
No.35
設備施工ダクト及びダクト附属品の施工に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 1.低圧ダクトに用いるコーナーボルト工法ダクトの板厚は、アングルフランジ工法ダクトの板厚と同じとしてよい。
- 2.防火区画を貫通するダクトと当該防火区画の壁又は床との隙間には、グラスウール保温材を充てんする。
- 3.送風機吸込口がダクトの直角曲り部近くにあるときは、直角曲がり部にガイドベーンを設ける。
- 4.アングルフランジ工法ダクトの横走り主ダクトでは、ダクトの末端部にも振れ止め支持を行う。
正解:2
解説
考え方
防火区画を貫通するダクトと壁・床との隙間には、ロックウール保温材やモルタルなどの「不燃材料」を充てんします。グラスウール保温材は高温で溶けてしまい防火性能が確保できないため、2が誤りです。コーナーボルト工法の板厚、送風機吸込口近くの直角曲り部へのガイドベーン設置、横走り主ダクト末端部の振れ止め支持は正しい記述です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:2
No.36
設備施工保温、保冷、塗装等に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 1.冷温水配管の吊りバンドの支持部には、合成樹脂製の支持受けを使用する。
- 2.天井内に隠ぺいされる冷温水配管の保温は、水圧試験後に行う。
- 3.アルミニウムペイントは、蒸気管や放熱器の塗装には使用しない。
- 4.塗装場所の相対湿度が85%以上の場合、原則として、塗装を行わない。
正解:3
解説
考え方
アルミニウムペイントは耐熱性・熱反射性に優れるため、蒸気管や放熱器の塗装に「使用される」塗料です。「使用しない」とする3が誤りです。冷温水配管の吊りバンド支持部に合成樹脂製の支持受けを使うこと(結露防止)、保温を水圧試験後に行うこと(漏れ確認のため)、相対湿度85%以上では塗装を行わないことは、いずれも正しい記述です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:3
No.37
設備施工吐出しダンパーにより風量を調整する多翼送風機の試運転調整における一般的な実施順序として適当なものはどれか。 A:手元スイッチで瞬時運転し、回転方向を確認する。 B:吐出しダンパーを全開にする。 C:吐出しダンパーを全閉にする。 D:送風機を運転する。 E:軸受温度を点検する。 F:吐出しダンパーを徐々に開いて規定風量に調節する。 G:吐出しダンパーを徐々に閉じて規定風量に調節する。
- 1.A → B → D → G → E
- 2.A → B → D → E → G
- 3.B → A → D → G → E
- 4.C → A → D → F → E
正解:4
解説
考え方
多翼送風機(シロッコファン)は、吐出しダンパーを「全閉」にした状態が最も軸動力が小さいため、まず全閉にしてから始動するのが基本です。手順は、C(ダンパー全閉)→A(瞬時運転で回転方向確認)→D(運転)→F(ダンパーを徐々に開いて規定風量に調節)→E(軸受温度の点検)となり、4が正解です。全開で始動すると過負荷になるおそれがあるため、BやGから始まる選択肢は不適当です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:4
No.38
設備施工JISで規定されている配管系の識別表示について、管内の「物質等の種類」とその「識別色」の組合せのうち、適当でないものはどれか。
- 1.蒸気 ―――― 青
- 2.油 ―――――― 茶色
- 3.ガス ――――― うすい黄
- 4.電気 ――――― うすい黄赤
正解:1
解説
考え方
JIS(配管系の識別表示)では、蒸気の識別色は「暗い赤」です。青は「水」の識別色なので、1の組合せが誤りです。油は茶色、ガスはうすい黄、電気はうすい黄赤で、2〜4は正しい組合せです。水=青、蒸気=暗い赤、空気=白もあわせて覚えておくと得点しやすい分野です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:1
No.39
法規労働安全衛生管理に関する記述のうち、「労働安全衛生法」上、誤っているものはどれか。
- 1.事業者は、最大積載量が5トン未満の貨物自動車に荷を積む作業を行うときは、床面と荷台上の荷の上面との間を安全に昇降するための設備を設けなくてもよい。
- 2.事業者は、労働者に危険を及ぼすおそれのないときを除き、フォークリフトを荷のつり上げの用途に使用してはならない。
- 3.事業者は、高所作業車を用いて作業(道路上の走行の作業を除く。)を行うときは、あらかじめ、作業の方法を示した作業計画を定めなければならない。
- 4.つり上げ荷重が5トン未満の移動式クレーンには、「クレーン等安全規則」は適用されない。
正解:4
解説
考え方
クレーン等安全規則は、つり上げ荷重0.5トン以上の移動式クレーンに適用されます。5トン未満でも適用されるため、「適用されない」とする4が誤りです(5トン以上で必要になるのは免許です)。5トン未満の貨物自動車での昇降設備の扱い、フォークリフトの用途外使用の禁止、高所作業車の作業計画は、いずれも正しい記述です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:4
No.40
法規労働条件に関する記述のうち、「労働基準法」上、誤っているものはどれか。
- 1.使用者は、常時使用する労働者について、定められた様式によって労働者名簿を作成しなければならない。
- 2.親権者若しくは後見人又は行政官庁は、労働契約が未成年者に不利であると認める場合においては、将来に向かって労働契約を解除することができる。
- 3.使用者は、満18才に満たない者を危険な業務、衛生上又は福祉の面から有害な業務に従事させてはならない。
- 4.使用者が、その年齢を証明する戸籍証明書を事業場に備え付けなければならないのは、満16才に満たない者を雇入れる場合である。
正解:4
解説
考え方
労働基準法では、満18才に満たない者を使用する場合に、年齢を証明する戸籍証明書を事業場に備え付けることが義務付けられています。「満16才に満たない者」とする4が誤りです。労働者名簿の作成義務、未成年者に不利な労働契約の解除、満18才未満の者の危険有害業務への就業制限は、いずれも正しい記述です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:4
No.41
法規建築物に関する記述のうち、「建築基準法」上、誤っているものはどれか。
- 1.建築基準法は、建築物の敷地、構造、設備及び用途に関する最低の基準を定めている。
- 2.建築物に設ける避雷針は、建築設備である。
- 3.熱源機器の過半を更新する工事は、大規模の修繕である。
- 4.コンクリートとガラスは、いずれも耐水材料である。
正解:3
解説
考え方
建築基準法の「大規模の修繕」とは、壁・柱・床・はり・屋根・階段といった主要構造部の一種以上について過半の修繕を行うことをいいます。熱源機器は建築設備であって主要構造部ではないため、その更新は大規模の修繕に当たらず、3が誤りです。最低基準を定める法律であること、避雷針が建築設備であること、コンクリートとガラスが耐水材料であることは正しい記述です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:3
No.42
法規建築物に設ける飲料用給水タンクに関する記述のうち、「建築基準法」上、誤っているものはどれか。
- 1.有効容量が2m³以上の給水タンクには、圧力タンク等を除き、ほこりその他衛生上有害なものが入らない構造の通気のための装置を有効に設けなければならない。
- 2.給水タンクには、外部から保守点検できる小規模な給水タンクを除き、保守点検を容易かつ安全に行うことができる位置に、直径45cm以上の円が内接できるマンホールを設けなければならない。
- 3.給水タンク等の上部にポンプ、ボイラー、空気調和機等の機器を設ける場合においては、飲料水を汚染することのないように、衛生上必要な措置を講じなければならない。
- 4.金属製の給水タンクには、衛生上支障のない有効なさび止めのための措置を講じなければならない。
正解:2
解説
考え方
給水タンクのマンホールは、直径「60cm以上」の円が内接できる大きさが必要です。人が中に入って保守点検するためのもので、45cm以上とする2が誤りです。有効容量2m³以上のタンクの通気装置、タンク上部に機器を設ける場合の汚染防止措置、金属製タンクのさび止め措置は、いずれも建築基準法上正しい記述です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:2
No.43
法規建設業に関する記述のうち、「建設業法」上、誤っているものはどれか。
- 1.「建設業」とは、建設工事の完成を請け負う営業をいい、下請契約によるものを含まない。
- 2.「下請契約」とは、建設工事を他の者から請け負った建設業を営む者と他の建設業を営む者との間で当該建設工事の全部又は一部について締結される請負契約をいう。
- 3.「発注者」とは、建設工事の注文者のうち、他の者から請け負った建設工事の注文者を除いた者をいう。
- 4.「元請負人」とは、下請契約における注文者で建設業者である者をいい、「下請負人」とは、下請契約における請負人をいう。
正解:1
解説
考え方
建設業法でいう「建設業」とは、元請・下請その他いかなる名義をもってするかを問わず、建設工事の完成を請け負う営業をいいます。下請契約によるものも含まれるため、「含まない」とする1が誤りです。下請契約・発注者・元請負人・下請負人の定義である2〜4は、いずれも法律どおりの正しい記述です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:1
No.44
法規建設業を営もうとする者のうち、「建設業法」上、必要となる建設業の許可が国土交通大臣の許可に限られるものはどれか。ただし、政令で定める軽微な建設工事のみを請け負うことを営業とする者は除く。
- 1.許可を受けた建設業の建設工事を請け負い、それに附帯する他の建設業の建設工事も請け負おうとする者
- 2.二以上の都道府県の区域内に営業所を設けて営業しようとする者
- 3.建設工事を発注者から直接請け負い、施工しようとする者
- 4.4000万円以上の下請契約を締結して管工事を施工しようとする者
正解:2
解説
考え方
建設業の許可は、営業所を置く場所で区分されます。二以上の都道府県に営業所を設ける場合は国土交通大臣の許可、一つの都道府県内だけなら知事の許可です。よって2が正解です。附帯工事の請負、発注者から直接請け負うこと、下請契約の金額の大きさは、大臣許可か知事許可かの区分とは関係ありません(下請金額は一般建設業か特定建設業かの区分に関わるものです)。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:2
No.45
法規「消防法」に基づく届出書等とその届出者の組合せのうち、「消防法」上、誤っているものはどれか。
- 1.消防計画作成届出書 ―――――――――― 施工者
- 2.工事整備対象設備等着工届出書 ――― 消防設備士
- 3.危険物製造所・貯蔵所・取扱所設置許可申請書 ――― 設置者
- 4.消防用設備等設置届出書 ―――――――――― 防火対象物の関係者
正解:1
解説
考え方
消防計画作成届出書を提出するのは「防火管理者」であり、施工者ではありません。よって1の組合せが誤りです。工事整備対象設備等着工届出書は消防設備士、危険物施設の設置許可申請書は設置者、消防用設備等設置届出書は防火対象物の関係者が届け出るもので、2〜4は正しい組合せです。誰が届け出るのかをセットで覚えるのがポイントです。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:1
No.46
法規冷媒としてフロン類が充填されている機器のうち、「フロン類の使用の合理化及び管理の適正化に関する法律」の対象でないものはどれか。
- 1.家庭用エアコンディショナー
- 2.ビル用マルチエアコンディショナー
- 3.ターボ冷凍機
- 4.冷水機
正解:1
解説
考え方
フロン排出抑制法の対象(第一種特定製品)は、業務用のエアコンディショナーや冷凍冷蔵機器です。家庭用エアコンディショナーは対象外(廃棄時は家電リサイクル法で処理)のため、1が正解です。ビル用マルチエアコン、ターボ冷凍機、冷水機はいずれも業務用機器としてこの法律の対象になります。「業務用か家庭用か」で区別するのがポイントです。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:1
No.47
法規浄化槽に関する記述のうち、「浄化槽法」上、誤っているものはどれか。
- 1.終末処理下水道又はし尿処理施設で処理する場合を除き、浄化槽で処理した後でなければ、し尿を公共用水域等に放流してはならない。
- 2.浄化槽工事を行うときは、浄化槽設備士の資格を有する者が自ら工事を行う場合を除き、浄化槽設備士に実地に監督させなければならない。
- 3.浄化槽を設置した場合、使用を開始する前に、指定検査機関の水質検査を受けなければならない。
- 4.浄化槽を工場で製造する場合、浄化槽の型式について、国土交通大臣の認定を受けなければならない。
正解:3
解説
考え方
浄化槽を設置した場合の指定検査機関による水質検査(7条検査)は、「使用開始前」ではなく、使用開始後3か月を経過した日から5か月間の間に受けるものです。よって3が誤りです。浄化槽で処理せずにし尿を放流してはならないこと、浄化槽工事における浄化槽設備士の実地監督、型式の国土交通大臣認定は、いずれも正しい記述です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:3
No.48
法規産業廃棄物等の処理に関する記述のうち、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」上、誤っているものはどれか。
- 1.建設工事の元請業者が、当該工事において発生させた産業廃棄物を自ら処理施設へ運搬する場合は、産業廃棄物収集運搬業の許可を必要としない。
- 2.産業廃棄物の不法投棄があった場合、責任を問われるのは産業廃棄物の処分業者で、排出事業者に責任が及ぶことはない。
- 3.建築物の改築に伴い廃棄する蛍光灯の安定器にポリ塩化ビフェニルが含まれている場合、特別管理産業廃棄物として処理しなければならない。
- 4.建築物の改築に伴って生じる紙くず及び繊維くずは、産業廃棄物として処理しなければならない。
正解:2
解説
考え方
廃棄物処理法では「排出事業者責任」が原則で、処理を業者に委託した後でも、不法投棄があれば排出事業者も措置命令などの責任を問われることがあります。「責任が及ぶことはない」とする2が誤りです。元請業者が自ら運搬する場合に収集運搬業の許可が不要なこと、PCB含有の安定器が特別管理産業廃棄物であること、改築で生じる紙くず・繊維くずが産業廃棄物であることは正しい記述です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:2
No.49
施工管理法(基礎的能力)工程表に関する記述のうち、適当でないものはどれか。適当でないものは二つあるので、二つとも答えなさい。
- 1.ガントチャート工程表は、現時点における各作業の進捗状況が容易に把握できる。
- 2.バーチャート工程表は、ネットワーク工程表に比べ、工程が複雑な工事に適している。
- 3.バーチャート工程表は、ガントチャート工程表に比べ、作業間の作業順序が分かりやすい。
- 4.ネットワーク工程表は、ガントチャート工程表に比べ、工事途中での計画変更に対処しにくい。
正解:2・4
この問題は正解を2つとも選ぶ必要があります。
解説
考え方
2は逆で、工程が複雑な工事に適しているのはネットワーク工程表です。バーチャートは作成が簡単な反面、作業同士の細かい関係を表すのは苦手です。4も逆で、ネットワーク工程表は作業間のつながりが明確なため、工事途中での計画変更に「対処しやすい」のが長所です。ガントチャートが進捗状況の把握に向くこと(1)、バーチャートがガントチャートより作業順序を分かりやすく示せること(3)は正しい記述です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:2・4
No.50
施工管理法(基礎的能力)機器の据付けに関する記述のうち、適当でないものはどれか。適当でないものは二つあるので、二つとも答えなさい。
- 1.小型温水ボイラーをボイラー室内に設置する場合、ボイラー側面からボイラー室の壁面までの距離は、原則として、450mm以上とする。
- 2.送風機やポンプのコンクリート基礎をあと施工する場合、当該コンクリート基礎は、ダボ鉄筋等で床スラブと一体化する。
- 3.ボイラー室内の燃料タンクに液体燃料を貯蔵する場合、当該燃料タンクからボイラー側面までの距離は、原則として、1.2m以上とする。
- 4.飲料用給水タンクの直上に天井スラブの梁がある場合、当該タンク上面から梁下面までの距離は、300mm以上を標準とする。
正解:3・4
この問題は正解を2つとも選ぶ必要があります。
解説
考え方
3の液体燃料タンクからボイラー側面までの距離は、原則として「2m以上」必要です(1.2mでは不足)。4の飲料用給水タンクは保守点検のため、上面と上部の梁などとの間に「1m(100cm)以上」の空間が必要で、300mmでは点検できません。タンク周囲は60cm以上、上部は100cm以上と覚えます。小型温水ボイラーの側面450mm以上(1)、あと施工基礎のダボ鉄筋による一体化(2)は正しい記述です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:3・4
No.51
施工管理法(基礎的能力)配管及び配管附属品の施工に関する記述のうち、適当でないものはどれか。適当でないものは二つあるので、二つとも答えなさい。
- 1.飲料用タンクに設ける間接排水管の最小排水口空間は、100mmとする。
- 2.フレキシブルジョイントは、温水配管の熱収縮を吸収するために使用する。
- 3.給水栓には、クロスコネクションが起きないように吐水口空間を設ける。
- 4.鋼管のねじ接合においては、余ねじ部に錆止めペイントを塗布する。
正解:1・2
この問題は正解を2つとも選ぶ必要があります。
解説
考え方
1の飲料用タンクに設ける間接排水管の最小排水口空間は「150mm」であり、100mmでは不足します。2のフレキシブルジョイントは、ポンプなど機器の振動や地震時の変位を吸収するためのもので、温水配管の熱収縮を吸収するのは伸縮管継手の役割です。給水栓の吐水口空間によるクロスコネクション防止(3)、鋼管ねじ接合の余ねじ部への錆止めペイント塗布(4)は正しい記述です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:1・2
No.52
施工管理法(基礎的能力)ダクト及びダクト附属品の施工に関する記述のうち、適当でないものはどれか。適当でないものは二つあるので、二つとも答えなさい。
- 1.フレキシブルダクトは、振動伝播防止のために、送風機とダクトの接続に使用する。
- 2.亜鉛鉄板製のスパイラルダクトは、一般的に、補強は不要である。
- 3.消音エルボや消音チャンバーの消音内貼材には、ポリスチレンフォーム保温材を使用する。
- 4.共板フランジ工法ダクトのフランジの板厚は、ダクトの板厚と同じとする。
正解:1・3
この問題は正解を2つとも選ぶ必要があります。
解説
考え方
1で送風機とダクトの接続に使い振動の伝わりを防ぐのは「たわみ継手(キャンバス継手)」です。フレキシブルダクトは吹出口やボックスの位置合わせなどに使うもので、用途が違います。3の消音エルボや消音チャンバーの内貼りには、音を吸収するグラスウール保温材などの吸音材を使います。ポリスチレンフォームは吸音性がなく燃えやすいため不適当です。スパイラルダクトが甲はぜの補強効果で一般に補強不要なこと(2)、共板フランジ工法のフランジ板厚がダクトと同じであること(4)は正しい記述です。 出典: 一般財団法人 全国建設研修センター
答え:1・3
掲載している試験問題は、一般財団法人 全国建設研修センターが実施・公表した過去問題を使用しています。図・写真は表示用に一部トリミング等の加工をしています。解説は当サイトが独自に作成したものです。